高井歯科医院Blog
| 2020 | 4月
受け口への当院での治療例(ムーシールド症例)
(2020年4月29日 8:16 AM更新)
こんにちは、高井歯科医院です。
今回は当院での治療例についてお話しします。
写真は左上より2019年9月27日→2020年1月31日→2020年4月27日の変化 ※保護者の同意を得て写真を掲載しています。
13才の男の子の症例です。
彼はムーシールド治療を行うには年齢が高すぎるので、他院でのワイヤーを使う通常矯正治療方法を当初提案させてもらいました。
ですが通常矯正を経験したお父さんの「子供に痛い思いをさせたくない」という強いお気持ちがあり、当院で治療を開始しました。
始める年齢が遅く(通常は6才程度から)、歯並びの程度も難易度が高いものでしたが、彼の頑張りが素晴らしく、半年ほどで前歯の2本は前方へジャンプし、見た目は大きく変化しました。
歯並びだけでなく、彼の顔つきもとても美しくなりました。
また呼吸も以前に比べて楽になったようです。
成長が止まる18歳まで装置は使ってもらうことになりますが、彼なら頑張って健康で美しい口と体に育ってくれると確信しています。
あらためて当院でのコロナ(covid-19)ウイルスについての考え方と対応について。
(2020年4月12日 8:17 AM更新)
現在世界中でコロナウイルス(以後武漢ウイルス)の蔓延による悲しいニュースが続いています。また多くの方が感染したらどうしよう?と怖くなっていると思います。
ただやみくも怖がっているだけでは、返って心身の健康を損なってしまいます。
まず武漢ウィルスの特徴を知ってみましょう。
インフルエンザに比べて
感染から潜伏期間がながい、また無、軽症状の人間が多いため非常に感染力が強い。
また劇症化した場合、症状の進行が速い。
があります。
また致死率はインフルエンザより多いという意見もありますが、厚生労働省のデーターによると現在日本国内においてはかなり低いと言えてる状況です(4月11日発表分より)
なお高齢者の死亡率割合が高いのは通常の肺炎、インフルエンザと同じです。
そして持病なしのかたの死亡率の低さに注目です。
武漢ウイルスについて感染努力をし、劇症化しないようにするのはとても大切なことです。
ですので長くなりますが当院の対策と考え方をお知らせします。
当院での対策
1)来院時の手指のアルコール消毒
2)治療前に強酸性水(次亜塩素酸水)によるうがいの協力
3)空気洗浄機、クレベリン、換気による空間除菌
4)治療台、診療室内のすべての水は水道水より無菌効果の高い
「中性電解水」を使用。
5)定期検診に来られている方へ、劇症化しないように生活指導アドバイス
患者さんへの協力要請
1)発熱、せきなどの風邪症状がある場合
2)味覚、嗅覚に異常がある場合。
3)65歳以上で基礎疾患がある場合。
以上の方は受診を延期させていただく場合があります。
また65歳以上の高齢で基礎疾患がある人は絶対に感染しないほうがいいですが、それに該当しない方は感染しないことも大事ですが、いかに劇症化しないかにエネルギーを注いでください。
現在武漢ウイルスには決定的なワクチン、治療薬はなく、外出自粛要請は重症化患者に対する、また他の医療行為への人材資源の枯渇への対応です。
根本的な解決策は人口の60%に抗体ができ、インフルエンザのように社会がそのリスクを理解し、共有するしかありません(つまりそれは2~3年かかることでもあります。)
ですので劇症化しないために大事なのは自分の免疫力を上げることなのです。これは普段からの風邪や肺炎にかからないようにする対応と同じです。
具体的には
- 鼻で息をする。
- 鼻うがいをする(上咽頭をきれいにしておく)
- 口腔内ケアをする。
- 手指、目、などもしっかり洗浄する。
- 会話時はある程度の距離を保つ。
- 栄養をとり、休養しっかり取る。
- 適度な運動
- ストレスをためない。
と風邪予防と基本同じです。
TVなどの報道等で歯科医院での治療で感染するのでは?という「偏向報道では」という番組が流れたようです。
ただこれは大きな勘違いがあると思います。
本来歯科医院で感染するリスクが一番高いのは我々歯科医師とスタッフなどの医療従事者です。「スタッフから患者さん」、「患者さん同士」の感染リスクは非常に少ないと考えています。
ですので現在、ぜひ当院にきてもらい定期検診を受けてください!とは言いづらい状況ですが、武漢ウィルスの完全な社会的終焉を迎える2~3年後まで歯科受診を控えるのは別の健康リスクが生じる可能性が高いです。
そしてそもそも肺炎を抑えるには「口腔ケア、そして呼吸指導」はとても重要な事柄なのです。
武漢ウイルスを正しく理解し、注意し、そして劇症化にならず、数年後にはみんなが笑顔で暮らせる日々が来ることを常に考えています。
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