高井歯科医院Blog
| お口のテープはなぜ必要?

お口のテープはなぜ必要?

(2020年12月12日 9:22 AM更新)


 

こんにちは、高井歯科医院です。

 

12月に入ってしまいました。 一年間早いですね~。

 

今回はお口のテープについてです。

 

今日、矯正をしている患者さんのお母さんに

 

「寝ているときに装置が外れなければ、テープはしなくていいのですか?」

 

という質問を頂きました。

 

当院ではお口のテープを矯正をしている患者さんに必須として勧めています。

 

たしかにこれは夜間就寝中に装置が自然と口の中から出してしまうのを防ぐ働きをしてくれます。

 

ですがそれ以上に、お口テープは睡眠中の鼻呼吸を促す作用が強いのです。

 

その効果はデーターでしっかり現れます。

 

 

これは実際に貼らなかった場合と貼った場合の睡眠中の動脈血中酸素濃度を調べたものです。

 

貼らなかった場合は張った場合に比べて血中酸素濃度が平均では1%とわずかな違いですが、一時的に最低濃度が86%まで下がっています。また酸素濃度が下がる頻度や回数も多いです。

 

このような状態は睡眠時無呼吸症の症状がある可能性が高く、とても睡眠の質が悪い状態です。

 

 

ですが口テープをすると大きく改善してるのがわかります。

 

このデーターは60才の男性のものですが、同じようなことがお子さんでも起きます。

 

つまりいびきなどをおこし、血中の酸素濃度が下がる>知らぬ間に正しい睡眠が取れなくなってしまいます。

 

そして睡眠の質が悪いと「歯並びと共に全身の成長」に大きな障害になります。

 

ですので口テープは睡眠の質、呼吸の質をあげるためにもぜひ行って欲しいと思ってる院長でした♪

 

 

 

 

※補足

日本呼吸器学会では90%以下は呼吸不全としてなんらかの病気の可能性が高いとしています。

https://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/guidelines/pulse-oximeter_general.pdf

 

 

 

 


前へ:«
次へ: »
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Blogメニュー


関連タグ
ADHD MRC T4K いびき、おねしょ、はぎしり おやつ むし歯予防 アスペルガー アンチエイジング、プラセンタ、イメージアップ アンチエイジング、プラセンタ、ボトックス、頭痛、肩こり、腰痛、歯科ボトックス コロナウィルス、口腔ケア、肺炎予防、インフルエンザ予防 トリガーポイント ペインクリニック ホワイトニング、安全なホワイトニング、安いホワイトニング ムーシールド ムーシールド、バイオブロック メタボリックシンドローム、肥満、脂肪肝、糖尿病、誤嚥性肺炎 代謝、糖質制限 受け口、出っ歯 咬みあわせ、咬合、歯を守る、痛くない治療、神経を守る 大網白里、働くお母さん、働く女性、女性が働きやすい職場 大網白里市、山武郡、東金市、土気、緑区、茂原市、白子、長南、長生、 姿勢 小児矯正、ムーシールド 強酸性水、次亜塩素酸水 東北大震災、チャリティー、甲状腺、NPO、そらちね 機能矯正学界、高井歯科医院、症例発表、バイオブロック、MRC,小児矯正、抜かない矯正 歯周病、口腔ケア、糖尿病、周術期 渕稲葉勉強会、補綴、かみ合わせ、総義歯、総入歯、オクル‐ジョン 病巣疾患、慢性上咽頭炎、Bスポット、口呼吸、感染根管、掌握嚢胞、アトピー 発達障害 発達障害、うつ、不登校 睡眠障害、呼吸障害 矯正 胃ろう防止 自立支援 良くかめる入れ歯 良くかめる入歯、前歯でかめる入歯、8029運動、フレイル予防、認知症予防、胃瘻予防 虫歯 スポーツドリンク 糖尿病 運動、スポーツ、パフォーマンス、口腔環境、口腔衛生 院内感染予防、インフルエンザ、コロナ、手指消毒、 隠れ貧血 高タンパク 低糖質 高井歯科医院 入れ歯 認知症 高井歯科医院、求人、歯科助手 高井歯科医院 小児矯正 機能矯正 抜かない矯正 鼻うがい、インフルエンザ予防、あいうべ体操

▶Blogトップへ戻る