高井歯科医院Blog
| 予防歯科
良食検定を受けました。
(2022年3月3日 8:08 AM更新)
こんにちは、高井歯科医院です。
先日良食検定資格試験を受けました。
良食とは食べ物や食べ方を学び、口腔の健康、そして全身への健康へと学んで実践をしていくことです。
簡単に言うと食育のより深い学びと実践といえます。
私は歯科医師ですので、昔から食の内容、また食べ方などについての知識がありましたが、今回の検定を受けるための勉強で知っていることの再確認と新たな発見がありました。
また勉強をした結果としてウェブでテストを受け、無事合格し、イートライトサポーターになりました。
これで出産前から高齢者の方まで、それぞれのライフステージにあった食事内容と食べ方を患者さんに自信を持ってお伝えできると思ってます。
当たり前ですが、食事が人間を作り、幸せを作ります。
歯科医院はその「当たり前ですが重要なこと」を手助けする場所です。
通院中の患者さんで食事について疑問がある方は、ぜひ院長まで質問してくださいね♪
あらためて当院でのコロナ(covid-19)ウイルスについての考え方と対応について。
(2020年4月12日 8:17 AM更新)
現在世界中でコロナウイルス(以後武漢ウイルス)の蔓延による悲しいニュースが続いています。また多くの方が感染したらどうしよう?と怖くなっていると思います。
ただやみくも怖がっているだけでは、返って心身の健康を損なってしまいます。
まず武漢ウィルスの特徴を知ってみましょう。
インフルエンザに比べて
感染から潜伏期間がながい、また無、軽症状の人間が多いため非常に感染力が強い。
また劇症化した場合、症状の進行が速い。
があります。
また致死率はインフルエンザより多いという意見もありますが、厚生労働省のデーターによると現在日本国内においてはかなり低いと言えてる状況です(4月11日発表分より)
なお高齢者の死亡率割合が高いのは通常の肺炎、インフルエンザと同じです。
そして持病なしのかたの死亡率の低さに注目です。
武漢ウイルスについて感染努力をし、劇症化しないようにするのはとても大切なことです。
ですので長くなりますが当院の対策と考え方をお知らせします。
当院での対策
1)来院時の手指のアルコール消毒
2)治療前に強酸性水(次亜塩素酸水)によるうがいの協力
3)空気洗浄機、クレベリン、換気による空間除菌
4)治療台、診療室内のすべての水は水道水より無菌効果の高い
「中性電解水」を使用。
5)定期検診に来られている方へ、劇症化しないように生活指導アドバイス
患者さんへの協力要請
1)発熱、せきなどの風邪症状がある場合
2)味覚、嗅覚に異常がある場合。
3)65歳以上で基礎疾患がある場合。
以上の方は受診を延期させていただく場合があります。
また65歳以上の高齢で基礎疾患がある人は絶対に感染しないほうがいいですが、それに該当しない方は感染しないことも大事ですが、いかに劇症化しないかにエネルギーを注いでください。
現在武漢ウイルスには決定的なワクチン、治療薬はなく、外出自粛要請は重症化患者に対する、また他の医療行為への人材資源の枯渇への対応です。
根本的な解決策は人口の60%に抗体ができ、インフルエンザのように社会がそのリスクを理解し、共有するしかありません(つまりそれは2~3年かかることでもあります。)
ですので劇症化しないために大事なのは自分の免疫力を上げることなのです。これは普段からの風邪や肺炎にかからないようにする対応と同じです。
具体的には
- 鼻で息をする。
- 鼻うがいをする(上咽頭をきれいにしておく)
- 口腔内ケアをする。
- 手指、目、などもしっかり洗浄する。
- 会話時はある程度の距離を保つ。
- 栄養をとり、休養しっかり取る。
- 適度な運動
- ストレスをためない。
と風邪予防と基本同じです。
TVなどの報道等で歯科医院での治療で感染するのでは?という「偏向報道では」という番組が流れたようです。
ただこれは大きな勘違いがあると思います。
本来歯科医院で感染するリスクが一番高いのは我々歯科医師とスタッフなどの医療従事者です。「スタッフから患者さん」、「患者さん同士」の感染リスクは非常に少ないと考えています。
ですので現在、ぜひ当院にきてもらい定期検診を受けてください!とは言いづらい状況ですが、武漢ウィルスの完全な社会的終焉を迎える2~3年後まで歯科受診を控えるのは別の健康リスクが生じる可能性が高いです。
そしてそもそも肺炎を抑えるには「口腔ケア、そして呼吸指導」はとても重要な事柄なのです。
武漢ウイルスを正しく理解し、注意し、そして劇症化にならず、数年後にはみんなが笑顔で暮らせる日々が来ることを常に考えています。
命を守るための口腔ケア
(2020年3月31日 8:38 PM更新)
こんにちは、高井歯科医院です。
あっというまに3月も今日で終わりです。
コロナウィルス関連で悲しいニュースが続きますね。
お亡くなりになるかたの多くが肺炎です。
実は日本人の高齢者の多くが、コロナウィルスに関わらず肺炎で亡くなります。
肺炎は本当に溺れるかのように苦しいものです。
だけどこれが普段の口腔ケアで防げるとしたら。
歯を守る、それはすなわち肺炎から命を守ることなのです。
昔から肺炎と口腔ケアの関連性に関しては多くの文献があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/17/2/17_133/_pdf
当院でも3か月に1回の口腔ケアをお勧めしています。
そうは言っても多くの患者さんが集まる歯科医院に来るのは、今は怖いかもしれません。
ですがこの騒動が収まったら、ぜひまた定期的な口腔ケアを再開してください。
それがあなたの命を助けるのです。
そして「苦しい肺炎から多くの人を遠ざけたい。」というのが、当院全スタッフの想いです。
2つのセミナーに参加しました。
(2020年1月14日 8:56 PM更新)
こんにちは、高井歯科医院です。
1月12日の3連休の中日に、2つのセミナーに参加しました。
1つは金子雅俊先生による、「分子整合栄養医学」という栄養学に関してです。
ノーベル賞を2度受賞しているライナス・ポーリング博士が提唱し、オーソモレキュラーという名前でも知られています。
簡単に概論を述べると、「それぞれの血液検査をして身体に必要な栄養素を知り、それを既存の栄養学より多めに摂取することにより病気を治す、又は予防する。」というものです。
実際にその栄養学を実践された人の意見を聴くと、かなり体調に良い効果があるようです。
その分子整合栄養医学の歴史的成り立ち、またポーリング博士のお人柄なども学ぶことができた良いセミナーでした。
もう一つは私も参加している病巣疾患研究会でも活躍している今井一彰先生のセミナーです。
今井先生は、当院でも採用している「あいうべ体操」「ゆびのば体操」を考案した先生です。
このブログでも何度も紹介していますが、病巣疾患とは命の入り口である「鼻と口」の汚れや炎症が身体の離れた場所に症状が出る病気のことです。
口に中のありふれた病気やまちがった呼吸が多くの病気を引きをします。
それは皮膚、腎臓、呼吸器、神経系、アレルギー等の自己免疫疾患などと非常に多岐に渡ります。
それが口の中や呼吸とどう関係しているのかという疑問は多くの人が持ちのが当然ですし、昔は経験的に効果があると言われてました。
ただ最先端の研究でそれらを科学的にうらづける研究結果が出てきています。
今回は一般の人向けではなく、歯科医師に向けて「病巣疾患の歴史的背景と最近の研究結果」そして実際に歯科治療によって改善された多くの症例をみせてもらいました。
こちらも白熱の心に残る良いセミナーでした。
お二人の先生の行っていることはこのように違いますが、自分が持っている知識や技術で困っている患者さんを助けてあげたいという想いは同じです。
私もおふたりに負けないよう、患者さんによりそって治療をしていきます。
砂糖は多くの飲食に入っているんです!
(2019年5月13日 9:48 AM更新)
こんにちは、高井歯科医院です。
砂糖はむし歯の原因の最たるものですが、多くの食事やおやつに含まれています。
実際の食事の中に角砂糖が何個分入っているか?という写真がありましたので、わかりやすいので紹介します。
お菓子はもちろんですが、コーヒーショップのカフェやエナジードリンクなどの飲料のなかにも多くの砂糖が入っているんですよ。
恐いですね😱
毎日仕事や勉強の時に飲んでいる人も多いと思いますが、これは歯の大敵です!
みなさんもできたらおやつは果物を、飲み物は水やお茶にしてもらいたいですね。
ケーキやジュースは誕生日はクリスマスなどの特別な時にだけしましょう。
写真のなかに一枚だけ恋の甘さがあります。これはいくら甘くてもいいですよ♪
高井歯科医院の健康指導♪
(2019年2月3日 6:57 PM更新)
こんにちは、高井歯科医院です。
今回はうれしいことがあったので報告します。
写真は4才6か月の男子です。
彼は1歳半のときに虫歯が主訴で来院しました。
その後定期検診で来院してもらってましたが、お母さんからお悩み相談をされました。それは
「重篤な喘息とアレルギーが心配なんです。どうしましょう?」
とのことだったんです。
それで私は「喘息とアレルギーが治るとは言えませんが、おこさんが元気になる生活指導はあります。やってみますか?」という提案に協力してもらえました。
指導内容はあいうべ体操、嚥下体操、鼻うがい(MSMプレフィア)、睡眠時のテープ、軽い糖質制限です。これは咀嚼障害と口呼吸、食生活の改善を主としたもので、わかりやすくいうと
上手く噛めない、鼻で息ができない、むし歯が多いお子さんに対する指導です。
3か月ごとにみるみる改善していくのをお母さんから聞いてましたが、あらためて指導1年後の効果をうかがうと…
風邪で発熱しても軽度で終わる(前はしょっちゅう重篤化していた)。
今年はインフルにかかっていない。
ぜんそくの症状も改善しており、重度の発作もない。
就寝時いびきをかかなくなり、睡眠状態がいい。
朝の寝覚めがよくて、朝から機嫌がいい(前は朝はかなりぐずってよく園に遅刻した)。
卵アレルギーの数値も良くなった。
子供病院からも「もう来なくてもいいですよ」と言われている。
などを嬉しそうに教えてくれました。
で現在、お子さん本人は玉のような肌でにこにこしながら受診してくれます。
当院の指導で全てが良くなったわけではありませんが、身体が弱かったお子さんの手助けができた、また歯医者さんを好きになってくれたのがとても嬉しかったです。
こういうことがあると歯科医師になってよかったなあとつくづく思いますね。
※今回の内容は親御さんのご理解と協力を得て掲載させてもらってます。
※指導による結果は個人差があります。
※当院では喘息、アレルギー治療目的の指導はしておりません。
フロスしますか?それとも死にますか? Floss or Dieについて
(2018年12月17日 8:42 AM更新)
こんにちは、高井歯科医院です。
12月も半分がすぎ、あともう少しで今年も終わりますね。
ところでみなさんFloss or DIe(フロスオアダイ)って言葉を聞いたことがありますか?
これは日本語では「フロスをしますか?それとも死にますか?」という意味です。
アメリカでは歯磨きはもちろん、補助のフロスも重要視されてこのような標語ができたんですね。
イラストからもわかるようにお口の中だけでなく、心臓、肺、胃、腎臓まで歯の間の汚れが悪影響します。
歯磨きが上手な方でも、歯と歯の間に汚れが残ってしまうのは良くあることなのです。
来年の新しい目標にデンタルフロスをはじめる!というのはどうでしょうか?
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